内藤電機株式会社様インタビュー

快適な生活を送るためには欠かせない電気設備工事

―業界の魅力について教えて下さい

建物に入ってスイッチを入れると電気がつきます。空調機もスイッチを押すと稼働します。器具に電源を送る電気設備工事を行うことが私たちの仕事です。建物ができる時から、完成して、電気を使うときまでの設置工事を主として行っています。

電気設備というのは、人間の体で例えると神経に当たるのではないかなと考えています。神経が無いとおそらく人間としての動きをする動力になりません。それは建物も同じように感じます。目立ちはしないですが、必ず必要な業種です。将来にわたって電気は必ず必要なものであり、これからも電気設備工事は無くなることはなく、様々な可能性を持っていると思います。こういった所が魅力だと感じます。

 

―職場の魅力について教えて下さい。

また難しい質問ですね…(笑)
魅力といいますか、私にとっての魅力は、今従業員が150名くらいおりまして、私が入ったころは確か70名くらいで、30年で2倍になりました。どの仕事でもそうだとは思いますが、入ってすぐに先輩のように仕事はできないです。その人たちが一年二年経過して、たくましく成長して、会社の本当の戦力になってくれる姿を見ていると私としてはすごく魅力を感じます。成長を見ていると。

若い頃はやっぱり技術も経験も無いので大きな仕事をするのは難しいですが、10年20年経ってくると後輩もでき、先輩として大きな仕事ができている姿をみると、「あぁ、彼もやっと一人前になったのだな」と思います。人を育てていくということに対してものすごく魅力を感じますし、工事担当なり実務等しているところを見たり、話をすると本人の成長度が分かるのですね。そこが魅力です。

それと会社が大きくなり、事業所が増えていくことで、内藤電機という会社がどれくらいやれるのかという可能性が出てくるとやりがいも感じます。

人を育てることと、会社を大きくするということに魅力を感じます。

 

―内藤電機株式会社様の強みを教えて下さい。

人財を育てようという意識を強く持っています。研修期間を数か月、という企業もあるかと思いますが、弊社では一年間研修期間を設けています。きちっと会社のことを全部覚えて、実際の仕事に就いていただく。

いろんなことを一年間経験して仕事に就く、ということをしないと、せっかく入っていただいてこの業界に対して魅力を感じなくなってしまうと、何も意味が無くなってしまいます。魅力を感じる前に辞めてしまうということが無いように研修期間を長く設けているのが強みかと感じます。

 

―学生に見て欲しい大きなポイントを教えて下さい。

これも難しいなぁ(笑)
見て欲しいポイントは、電気設備工事が社会のインフラの中の一つとなっていると私は思います。どんな建物にも電気設備があることを、まずは認識していただきたい。建物の裏側がこうなっている、中を見ると配線がクモの巣のようにはりめぐらされていますが、こういう仕事があって初めて、私たちが快適な生活を送れるということを見てほしいです。

 

―これまでで一番成功した経験を教えて下さい。

お客様と満足できる良い設備ができたときです。お客様との打合せにより変更することも何度かあり、計画通りにいかないこともあります。それを調整するのも私どもの仕事です。 

お客様との打合せの中で色々話し合いながら進めることで、一緒にやったという達成感がお客様も持たれます。「内藤さんにやってもらって良かった」「次も内藤さんでお願いします」と言って頂けることが一番うれしいです。それにつきますね。

 

―失敗談があったら教えて下さい。

「あのときああだった。」「ああすれば良かった」と言う方もいらっしゃいますが、私からするとなぜうまくいかなかったのかなということを反省していくことが大切だと思いますね。

 

―苦労されていることを教えて下さい。

安全ということは皆さん意識されたことはありますか?弊社の仕事は危険が伴います。安全については常に考えています。

弊社では、常時100人近くの社員が全国各地で現場の管理を担当しており、協力業者さんを含め、いつ事故が起きるかわからない。安全ということは苦労ではなく当たり前のことですが、安全意識をいつも働かせています。当然教育もしています。

 

―どのような業務の利益が大きかったのか教えて下さい。

利益って数字上の利益を言っているのですよね?
電気設備工事、ここで出た利益しかないですね。
電気設備工事を含めた4つの事業を勧める中で利益を上げています。

 弊社は67年間この事業だけでやってきています。今後もこの電気設備工事を含めた4事業でやっていきたいと思います。本業でしっかり利益を上げていきたい、他の業種をやるつもりはないです。

 

―業務に対してのこだわりや工夫を教えて下さい。

やはりどの業界でもそうですけど人財育成だと思います。人を育てるということは、今すぐに効果は出ないです。5年、10年先、30年先かもしれないですけれどもやっていかないと結果は出てこないと思います。人財育成をし続けることにこだわってやっていきたいと思います。

育成ですから厳しい面もあります。仕事は厳しく、そして時には楽しくやっていきたいと考えますね。
お金もかかりますけれども、出来る範囲内ですけれども、これはさぼってはいけないことです。コツコツ、コツコツやっていくしかない。

 

コミュニケーションをとることは最終的に行動を起こす軸となる

―新卒で求めている人材は何か教えて下さい。

弊社は電気設備工事ですので、大学・高校の電気科の男性を積極的に採用しています。人材的には自由な発想が出来る人、何事にも積極的に挑戦できる人、そして意欲とパワーがある人、それからコミュニケーションがとれる人ですね。これはどの業界でも一緒だと思います。私が特に重視するのはコミュニケーションです。

失礼ですが、今の方はコミュニケーションが年々駄目になっています。それは自分たちでそういう場を作っていないからです。仕事を進めていくうえで絶対にコミュニケーションがないと進められない。自分だけでやっていても仕事はできない。社内でもそうですし、お客様ともそうです。

無理に話せ、とは言いませんが能力の一つとして必要です。コミュニケーションがとれていないと、なぜうまくいかないのだろうという理由が分からないのです。必ずコミュニケーションをとって下さい。無難な話でもよいです。それが大事だと私は思います。

それプラス電気科を卒業した方に来てもらうのが一番良いですが、今はそうでなくても文科系の方でも意欲があったら来てください。資格は後でも構いません。それは本人の努力次第です。本人のやる気があればできます。現在活躍している方も多数おります。それだけは申し上げておきます。

 

―社長になりたての時の想像図と現状は一致しているのか教えて下さい。

私は社長になってまだ3年目ですが、それまで専務として会長(兄)とずっとやってきました。それも含めて考えますと、それなりに一致してきておりますが具体的に言うと、例えば新しく事業所を出してそこを今後どういう風に進めていくか、ということは常に考えています。

ただそこで問題になるのが、人財育成です。この業界も人手不足で人材が思うように入ってこないというところで、青写真通り描きにくくなっているのも事実ですね。人財育成の課題は、ますますこれからという感じはします。

 

―学生時代頑張ってよかったと思うことを教えて下さい。

学生時代から身体を動かすことが好きなので、この年になっても、自分の健康作り、自分が健康でなければ会社も健全でない、と私はいつも信念で思っていますのでできるだけ健康作りを心掛けることではないかと思います。

 

―働くとはどういうことでしょうか。

これは難しい…(笑)
働くということは自分が仕事をしている意義を持たないとだめでしょうね。弊社でしたら、お客様から仕事を頂いて幾度となく打ち合わせを重ね、そして完成を迎え「ありがとうございました」と言っていただけるところが、働くことの意味だと思います。具体的にそうでないといけないです、その方が分かりやすいんじゃないですかね?

例えば、やっている中で大変色んな苦労もあるんですけれども、最終的には吹っ飛んでしまう、やって良かったなあ、そういう重みがある意味働く、完成するときの喜びが働くという喜びではないかと私は思います。お客様に御礼を頂いて。

道路を走るときもあの建物を私がやったのだなあと必ず思うんですよね。あの時大変だったなあ、とか。それがやっていた働きがいではないかと私は思います。

 

―これからどのような会社にしていきたいですか。

先ほどからお話させていただいております様に、弊社は入社いただいて1年間の研修期間を設けてなんとか会社に定着していただくよう一生懸命ずっとやってきております。私としては試験があって弊社に入って頂いたなら末永く弊社の社員として電気設備工事という業種に魅力を感じて、少しでも自分を成長させて、末永く定年までいてほしいと思っています。それだけです。

それが最終的には会社の発展に繋がるし安定した会社作りの基盤となるだろうし品質の良い仕事、お客様に喜んでいただける仕事を作る。そういうことに尽きると思います。
それが相乗効果で会社が発展していくということなので、社長が一人がむしゃらに頑張ったって、今の時代はそういう時代ではございません。全て皆で考えていかないと非常に難しい時代になってきましたよ。ただ方向性は出さなければいけないんですけれども、それにはみんなの力を借りないとできないので、そういう社員を作って会社を発展させていきたいなあと思います。

 

―学生に何か伝えたいことを教えて下さい。

今日はありがとうございました。皆さんは今、それぞれの道をつかんでいると思いますし恐らくはそういう道に進まれると思います。今後、職場体験や先輩などから就職の話も聞くかと思います。現実に就職されますと中々世の中は厳しく、聞いていた話とは違うということもあります。せっかく入ったのだから、あきらめないで自分の目指した道をぜひ目指していただきたいと思います。

また、仲間を作っていろんな話をして、コミュニケーションをとってください。
弊社では、全社員に対して『未来をつくる会』という教育を行っています。社内組織の枠を越え、年齢とか性別とか関係なく集めて、グループに分け、いったい自分たちの職場の中で何が一番問題なのかということを議論して、最終的に何が問題だということを掘り下げていくということをやっております。そこで出てくるのが大して難しい問題ではないんですよ。すごく難しいことをしないと良くならないんじゃないか、と思うでしょ?

そうじゃないんですよ。本当の問題は自分の足元にあるんですよ。そういうことが分かるだけでも違うかなぁと。例えば、職場の雰囲気が悪いという話が出たとします。最終的には話をしていないから。掘り下げるとそんなことですよ。だったら話をすれば良いじゃない?そういうことなんですよ。それが分からないのです。何か難しいことをした方が良いのではないかということではなく、根本的な問題点を会社全体で話し合ってその原因を探っています。

皆さんはたくさん話をしてコミュニケーションをとっていただきたいです。それはものすごく大事です。コミュニケーションをとることは最終的に行動を起こす軸となります。

 

内藤電機株式会社 代表取締役社長
内藤 繁廣 さん

元々銀行に勤めていたが、創業者が若くして亡くなったのを機に、現在、2代目で現会長の兄と共に経営を行っている。

 

 

内藤電機株式会社

電気設備工事・店装電気設備工事・通信設備工事・保安管理業務を主軸に建物の電気設備の設計・施工管理を行っている。
本社岐阜・名古屋支店・東京支店・横浜営業所・大阪営業所・静岡営業所・金沢営業所・一宮営業所がある。

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